模型

【建築模型製作会社が教える住宅模型の作り方!おすすめ材料も合わせて伝授します】

「住宅模型ってどうやって作るの?」

「建築模型士でないと作れないのかな?」

住宅模型の種類にもよりますが、白色の簡易模型であれば少し器用な人であれば

誰でも制作できます!

ただ我流で制作すると物凄く時間が掛かってしまったり、上手く制作できない可能性も高いです。

そこで建築模型制作会社が白色簡易模型の作り方を解説します!

 

 

【住宅模型制作で絶対に必要な物と材料】

まず、模型制作で知っておかなければいけないことは、必要な材料です!

必需品の道具やあると便利な道具などは違う機会に解説しますので、今回は必用な材料です。

必ず必要な材料は2つあります。

➀CADによる平面図と立面図

➁スチレンボード

この2つが無いと作れません。

➀CADによる平面図と立面図

同じ倍率の平面図と立面図が必要です。

1/50で模型を製作するならば1/50の図面が必要ですし、1/75模型を製作するならば1/75の図面が必要です。

また、図面はできるだけCADによる図面が良いでしょう。

CADとは機械が自動的に平面と立面を制作してくれる建築用のソフトの事です。

手書きの図面や、JWCADなどに代表されるオート変換機能がないソフトで作成された図面ですと、平面図と立面図の整合性がない場合もある為、できるだけCADで作成された図面をおすすめします。

最近の工務店であれば、ほぼCADを使用していますので高いハードルではありません。

➁スチレンボード

住宅模型はスチレンボードという材料で作ります。

発泡スチロールを紙で挟んだ物で加工がしやすく、ほとんどの簡易模型で使われています。

スチレンボードには厚さの種類がありますが、制作する縮尺でおすすめする厚さは違ってきます。

理由は壁の厚さが、それぞれの縮尺によって変わってくるからです。

壁の厚さとスチレンボードの厚さを合わさないと、制作が難しくなるので、必ず制作する縮尺にあわせて使用するスチレンボードを変えてください。

1/50の模型制作の場合

床:5mmのスチレンボード

壁:3mmのスチレンボード

屋根:2mmのスチレンボード

1/75の模型制作の場合

床:3mmのスチレンボード

壁:2mmのスチレンボード

屋根:1mmのスチレンボード

1/100の模型制作の場合

床:2mmのスチレンボード

壁:1mmのスチレンボード

屋根:1mmのスチレンボード

 

 

住宅模型の作り方

材料が準備できたら、いよいよ制作に入ります。

基本的にCADの図面の通りカットすれば、必ずうまく組み立てられるようになっています。慣れないうちは数日かかるかもしれませんが、まずはチャレンジしてみてください!

 

➀床の制作

平面図を一回り大きくカットします。

1階と2階とも同じように余計な部分をカットしておきましょう!

次に両面テープを平面図の裏側に貼ります。

なるべく隙間が少ない方が綺麗に仕上がります。

テープを貼ったら、図面の外周部を柱の内側にカットします(写真参照)

今回は1/50の縮尺なので柱の厚さが3mmです。したがって壁に使用するスチレンボードは3mmになります。

その後、ポーチや玄関などの一段床が低いスペースをカットしておきます。

これは絶対ではありませんが、高低差が表現できるのでおすすめです。

 

床の下地は5mmのスチレンボードです。

床に関してだけは、紙が挟んであるスチレンボードでなく、発泡スチロール板でも代用が利きます。写真は発泡スチロール板です(紙がない板)

5mmのスチレンボードに図面を貼ります。

この時、写真のように低い箇所と高い箇所で別々に制作します。

その後、2枚を貼り合わせれば高低差のある床部分が出来上がります!

これで床部分は完成です。

 

➁外壁の制作

壁(外壁)の制作は立面図をそのまま使用します。

まず、立面図を写真のようにマスキングテープなどで3mmのスチレンボードに仮止めします。

立面図に記載してある開口部(窓)をカッターでカットします。

この作業が模型作りの肝です。

カットに慣れるまで時間が掛かる作業になりますが、端材などを使って開口部の穴あけを何回も練習すると、綺麗に素早くカットできるようになりますので、頑張って練習しましょう!

全ての立面図の開口部を穴あけします。

1階と2階部分のパースに切り分けます。

この時、展開図を写真のように図面と合わせておいておくと間違いが少なくなります。

建物の四隅の位置になる、スチレンボードの角を写真のように紙だけ残して加工します。

幅は3mm。表の紙までカットしてしまうとやり直しのなるので

こちら端材を使って練習しましょう。

加工が終わったら接着に入ります。

接着剤は「スチのり」と言われる専用のりを使用します。

通常の、のりよりも乾くのが早く模型作りに最適なので是非使用してください!

このように角を合わせて接着します。

四隅全てを接着し乾燥するまで待ちます。

5~10分ほどで乾燥します!

2階も同様に接着します。

この時、実際に1階の模型の上に設置して接着すると切れに仕上がります!

➂屋根の制作

屋根は2mmのステレンボードを使用します(1/50の場合)

軒の出が物件によって違うので、図面通りの寸法にしましょう。

サイズ通りにカットしたら裏側に写真の様な固定部材を取り付けます。

これによって屋根がしっかりと本体に取り付けられます。

これで外観は完成です!

④内壁の制作

内壁は外壁より5mmほど低く設定しましょう。

ギリギリで制作すると2階の床が当たってしまい綺麗に仕上がりません。

出入口や物入の開口部は図面の通り開口しておきます。

⑤階段の制作

階段はまず、使用するスチレンボードを決めます。

やり方は1階の高さを階段の段数で割り、一番近い厚みのスチレンボードを使います。

例えば1階の高さが6cmだったとし、段数が15段だった場合

60mm÷15=4mm

となり4mmのスチレンボードを使います。

私は2mmのスチレンボードを2枚貼り合わせて使っています

⑥ドアの制作

ドアは2mmのスチレンボードを使います。

開口した高さと同じ寸法でカットし写真のようにドアの場合は取り付けます

⑦設備の制作

最後にキッチン、風呂、トイレを設置します。

キッチンは図面を切り取り2mmのスチレンボードにはり、高さを表現して設置します。

お風呂は写真のようにスチレンボードの紙の部分のみを切り取りお風呂表現します。

トイレは紙やすりで削って作ります。

発泡スチロールなので簡単に削れます。

紙やすりで削れば、ほとんどの物は制作可能なので是非チャレンジしてみてください!

完成

これで完成です!

始めのうちは時間が掛かります。

私も最初の1棟目は何日かかかりました(笑)

しかし、慣れてくれば数倍の速さで制作できるようになるので是非挑戦してください!