模型

【模型屋日記。住宅模型の作り方・外壁の作り方のコツ】

模型屋モッケイデザイン!

名前は適当ですが仕事は真面目。

 

模型制作の日常をまったりとお届けする模型屋日記

モッケイ日記を本日もお届けします

 

【住宅模型の作り方。立面図から型を取る】

前回は床部分の制作のコツを解説しましたが今回は外壁部分の制作のコツをお話しします!

床部分をまだご覧いただいてない方はこちらから↓

【模型屋日記。住宅模型の作り方・床の作り方のコツ】模型屋モッケイデザイン! 名前は適当ですが仕事は真面目。 模型制作の日常をまったりとお届けする模型屋日記 モッ...

まず、立面図を用意します。

床と同じ縮尺の立面図かを必ず確認してください。

透かして見て、平面図と立面図が合うか見る方法が一番確実です。

まずは立面図の余白部分をカットします。

次に壁の重なり合っている部分を見つけます!

実はこれが建築模型制作で一番難しいのではないかと思っています

建築業界が長い人であれば平面図を見て頭の中で立体を考えながら作業ができますが、慣れていない方には難しい作業です。

こればかりは慣れとしか言いようがありませんが、初心者の方はまず真四角の住宅からチャレンジし、徐々に複雑な住宅にチャレンジすると良いでしょう!

重なる部分に+3ミリ(壁の厚さ分)と記入しておくとミスが少なくなります。

全体像が頭に入ったら、それぞれのパーツごとにカットしておきます。

それぞれのパーツを3ミリのスチレンボードにマスキングテープで仮留めします。

これで下準備が完了です。

 

【住宅模型の作り方のポイント!型抜き作業は練習が必要!】

いよいよ窓開口のカット作業です!

立面図に記載してある窓をそのままカットするだけなのですが、この作業が模型の精度に直結します。

綺麗にカットしないと模型が美しくありません。

ここで模型屋からのコツを伝授!!

カットは1回でやろうとしない事です

1回目は表の紙(立面図)だけを切るくらいの感覚でカットし、2回目でスチレンボードの紙部分をカットする感覚、3回目で中までカットし、4回目で仕上げる。

慣れないうちはこれくらいの感覚でカットしてください!

写真のように小さな定規を使ってカットする方が作業しやすいです。

これも練習が一番!

いらない端切れで何回も練習しましょう

全ての開口部をカットします。

最後に立面図を剥がせば1面の完成です。

これを4面作ります。

全ての開口部をカット出来たら、平面図の廻りに実際に置いて確認しましょう。

その後1階部分と2階部分をカットしましょう。

ワンポイントアドバイス!

分割部のカット位置は物件によって違いますが、下記を目安にカットしてください。

・2階に本立サッシ(床からのサッシ)がある場合は、その下部分から3ミリ下がった位置

・下屋根がある場合はその高さ

・どちらもなければ半分の長さに5ミリ足した高さが1階の高さ(1階の階高の方が少し高いため)

以上の位置でカットしましょう!

 

 

【住宅模型キットを使って簡単に加工する】

さて下準備が終わったら、次は組み立て作業になります。

とその前に、四隅部分を抱き合わせるように加工します。

加工しないと、どちらかのスチレンボードの木口が見えてしまうので、模型制作では必ず加工しましょう。

角となる部分を幅3ミリカットしてスチレンボードの紙部分だけを残します。

そこで写真の様な特殊な道具を作っておくと便利です。

100均で買った定規をスチレンボードに貼っただけですが、毎回寸法を測らなくても加工できるためおすすめです!

3ミリの所をカットしたら(紙は切らない)横からカッターを入れて余計な部分を取り除きます。

この時のポイントは紙のギリギリを責めずに余裕をもってカットすることです。

発泡スチロールが残っても大丈夫です。

むしろ少し残るようにカットします。

残った発泡スチロールを写真のように小さな定規を使って剥ぎ取ります。

当てて擦ると簡単に取り除けます。

こちらも慣れるまで難しい作業かもしれません。練習あるのみです(笑)

この作業を失敗すると苦労してカットした開口部も水の泡・・・・

また一からやり直しになるので、この作業は何回も端材で練習しましょう!

加工済みがこちらです!

しっかりと発泡スチロールを取り除いておかないと組み立てが綺麗に行かないので、しっかりと作業しましょう。

あとはスチノリ(専用のノリ)を使って組み立てます。

この時にマスキングテープで仮止めしておきましょう!

 

 

【利用度の高い建築模型!1階と2階が分割できるようにする方法】

最後は2階部分の制作ですが、ここでコツがあります。

1階と別々に組み立てないで実際に1階の模型の上にのせて組み立てる事です!

こうしないと1階と2階の外壁に隙間ができます。

実際に合わせながら組み立てるとピッタリとくっ付き綺麗に仕上がります!

また、2階の床部分を少しだけ1階の外壁部にハマるように作ると、完成度の高い模型が作れます!

やり方は1階の外壁高さより2ミリ低い端材を設置します(写真参照)

その上に2階の床部材を置きます。

置くと言うより「嵌める」といった方が適切です。

この状態で2階の外壁を組み立てましょう!

これで綺麗に外壁が作れました。

細かいベランダ部分も同じように制作します。

最後に2ミリのスチレンボートで屋根を制作して外観は完成です。

屋根はスチレンボートをカットするだけですが、図面をしっかり見て軒先(屋根の先端)がどのくらい出ているか確認して、その通りに制作しましょう!

先ほどのスペーサー材は事前に種類を用意しておくと便利です!

専門の模型屋なので使用頻度の高いスペーサーを一通り揃えています(笑)

 

以上で外観制作は終わります!

次回は内部の間仕切壁です。お楽しみに

 

 

【住宅模型制作会社よりお得な情報】

私たちは務店様に格安で提供できる建築模型を製作しています。

弊社の模型は日本一安いと自負しております。

全国平均よりも71%もお得

しかも今回は特別サービスです。初回のお客様に限り

半額で制作させていただきます。つまり、全国平均より

85%オフ!! 赤字です。ですが・・・

どうしても私の作った模型を一回使って欲しいのです

ですから、今すぐ下記より平面図と立面図を送って下さい

無料ですぐに見積もりを返信します!